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死について(その3)

ふと、死について思うところがありました。
このような場で語るのは難しいこともあるのですが、自分の経験について少し触れてみたいと思います。

 

三番目に出会った死は、友人でした。
高校、(浪人)、大学、そして、職場。
ほぼ同じ道を歩んでいました(研修期間の二年間を除き)。
私が滞在していた外国の地で、いっしょに仕事もしました。

 

とてもいいヤツでした。ほんとに。

 

少し遅めの結婚をして、国外留学へ。
子どもも生まれて、これから大活躍しようとした矢先に…。

 

留学から戻ってきた時には、すでに病気は進行した状態。
半年早く戻ってくる予定が、とあることで半年延びてしまったのでした。
(今の世界を見ると、あの頃のことを思い出してしまいます)

 


明るかった彼が、ものごとを深く考え込むようになったのはそれからです。
彼も彼なりに相当悩み、苦しんだはずです。
言葉の端々に、そのことが感じられました。

 

亡くなる3週間ほど前に、病室を訪れて会話したのが最後。
かなり痩せ細ってはいましたが、相変わらず拙い駄洒落を飛ばしていました(笑)。
でも、それは、やせ我慢だったと思います。
必死で、私たちに元気な姿を見せたかったのでしょう。

 

病室を出る直前に、彼が言った言葉が忘れられません。
「おれは今まで患者の本当の気持ちを理解できていなかった。
病気はつらいよ。そのことをみんなにも知ってほしい。
なんとかならないか、と思っているはずだから。」

 


それから程なくして、この世を去りました。
若い。若すぎる。まだまだやりたいことがたくさんあったはずなのに…。

同期生や先輩後輩・同僚が多数葬儀に駆けつけました。

 

彼が残したものは、これからきっと…、です。


高校の同期会で、彼を含め、何名かの死を知らされました。
高校三年間いっしょに活動していた人の死を知ったのはその時でした。
そして、最近もまた、何名かの同期生の死を知りました。

 

合掌。

 

docshin * 色即是空 * 23:59 * comments(0) * - * 昨年の記事

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