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死について(その1)

ふと、死について思うところがありました。
このような場で語るのは難しいこともあるのですが、自分の経験について少し触れてみたいと思います。

 

最初に出会った死は、父方の祖母でした(祖父は戦死だったそうです)。
私がまだ学生のときでした。
風呂場で足を滑らせて転倒し、大腿骨頸部骨折だったかと記憶しています。
リハビリテーションがうまくいかず(?)、今で言う"療養型病院”へ入院。
ずっと入院を余儀なくされていました。

 

悲しいかな。
大学時代バイト(塾講師)に明け暮れていた私は、祖母の見舞いもそっちのけ。
結局2〜3回顔を出しただけでした。

 

塾にいたときのこと、母から電話があり、祖母が亡くなったのだと。
バイトが終わってから病院へと向かいました。
その後のことはあまり記憶がありません。
葬儀には参列したはずですが、その他の行事はバイトを口実に参加していなかったかもしれません。
(だから記憶がないのだと思います)

 

医師になり、その病院へ時々当直に行っていました。
ある時、看護師か看護助手さんから、もしかすると○○さんの孫ではないか、と問われました。
祖母がずっと「やがて医師になる孫がいる」と自慢げに語っていたのだそうで、それが記憶に残っているのだと。

 

その時に、ハッとしました。
自分は祖母の見舞いにも行かず、死にも立ち会わず、その後の葬儀も片手間。
なんてことをしたのだろうと。
祖母の期待に何も応えてはいないではないか!

 


私が家庭の行事に真面目に顔を出すようになったのは、それからです。
若き頃の不徳を補うことは到底無理ですが、少しでもその穴を埋めなければ、自分が自分を許さない。
そんな気持ちを持ちながら。

 

後悔先に立たず。

 

docshin * 色即是空 * 23:59 * comments(0) * - * 昨年の記事

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