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映画『神様メール』

2015年製作/115分/PG12/ベルギー・フランス・ルクセンブルク合作
原題:Le tout nouveau testament
配給:アスミック・エース

 

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【映画.com】
神様メール

<Movie 19-06>
【しんちゃんオススメ ★★★★☆ 世を創るのは神か自分自身か】

<内容>
神様はブリュッセルのアパートに家族と一緒に住んでいて、
パソコンでいたずらに世界を支配している。
神様の娘10歳のエアは人間に運命に縛られずに生きてほしいと思って、
神様のパソコンから人々に余命を知らせるメールを送ったから、さあ大変!
大混乱の人間界へと初めて降り立ったエアは、
兄であるJC(イエス・キリスト)の助言に従い、
奇跡を起こすために6人の使徒を探すことに。
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神様をこんな風に描いて大丈夫なんでしょうか。ブラックコメディですね。
自分で創った法則で、人間界でいろいろと罰せられるところとか笑えます。

 

原題の「Le Tout Nouveau Testament」は「新・新約聖書」という意味。
映画の中にも出てきましたが、娘のエアが作り上げる新しい聖書。
これこそ、極めてリスキーな皮肉になっていることに気づいたのは途中でした。
旧約聖書は、父親の作品で、封建的、攻撃的。
新約聖書は、兄のJC(イエス・キリスト)の作品。
そして、新・新約聖書がエアの作品。新たな価値観の創世です。

 

ここまで、宗教的なリスクを負う映画って、凄すぎます。
おそらく日本ではピンと来ないでしょうけど、ヨーロッパでは危険すぎ。

 

エアが選び出した6人の使徒たち。
世の中で成功しているのではなく、まったく真逆の人生を歩んでいる人たちばかり。
ゴリラとの愛情、妊娠する男性、そして、死の直前に女の子になることを望んだ少年。

 


この映画で伝えたかったのは何でしょうか。
この映画は、きっと、誰かが創り上げたであろう「常識」に縛られている(とくに宗教的な縛りを受けている?)人たちに向けての挑戦状なんです。
死という人間が最も恐れているであろう現実を迎えるに当たり、その恐怖から逃れることができる人が本当の自由を手に入れられる。
その恐怖を与えているのは誰か。神か、宗教か、あるいは人間自身か。

 

そう、神様をそんな風に描いて大丈夫?と心配することこそ、常識に囚われている証左なのですね。

 

面白いです。
そういう意味で、この映画は面白い。

 

いやぁ、アメリカ合衆国では、こんな映画は作れないでしょうねぇ。

 

docshin * 飛耳長目 * 21:11 * comments(0) * trackbacks(0) * 昨年の記事

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