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映画『歩いても 歩いても』

年老いた両親の元に久々に集った家族の情景や、人生の喜びと悲しみを浮かび上がらせた物語。

 

監督・原作・脚本:是枝裕和
2008年製作/104分/日本
配給:シネカノン

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【映画.com】
歩いても 歩いても

<Movie 19-04>
【しんちゃんオススメ ★★★★☆ いつもちょっとだけ間にあわない】

<内容>
ある夏の日、元開業医の横山恭平とその妻とし子が2人きりで暮らす家に、次男の良多と長女のちなみがそれぞれの家族を連れてやって来る。何気ない団欒のときを過ごす横山一家だったが、この日は15年前に亡くなった長男・順平の命日だった……。
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ひとこと、いい映画でした。
兄の命日のために帰省した次男家族と両親との一泊二日の時間を、ここまで微妙に描き出すとは。

 

何気ない田舎の日常。
そこに垣間見られる人それぞれの人生と心の底に流れる揺れ動く感情。
それを上手に描き出し、そして、演じています。

 

迷い込んだ黄色い蝶を長男が来たと追いかけたり、息子が自らの命と引き換えに救命した若者を毎年命日に呼び出す母。
医師としてのプライドを捨てきれず、年老いてしまい、急変患者が出ても何もできなず、空しさと寂しさを抱える父。
母のよき理解者の振りをしながら、自分や家族のことが最優先、とりあえず親に調子を合わせる長女家族。
そして、嫌気が差しながらも、帰省する次男家族。その嫁は子連れ再婚。
その次男嫁は、母親の棘のある言葉を受け流しながら、何かを感じていく。
次男と結婚しながらも、亡くなった前の夫を忘れられずにいたり。
連れ子の息子は、記憶のない亡くなった父と新しい父に自分を重ねながら、成長していく。

 

誰も本音を語らない? いや、一部は語ってる。
それがどう変わっていくのか…。

 

自宅への帰りのバスの中で次男「正月はもういいな」。
次男家族を見送った父「次は正月だな」。

 

「人生は、いつもちょっとだけ間にあわない」
次男がぽつりと漏らしたひとことがすべてかな。
あの時ああしてやれば良かった…と、後悔する。

 

ポイントに登場する黄色い蝶。何を意味しているのか。
何気ない毎日の中にあるものが親から子へ、そして、また親から子へと受け継がれて行く。

 

♪歩いても、歩いても♪

 

 

自分も両親もそういう年齢になり、身体も弱り、今日お盆を迎えて。
たまたま観たこの映画は、何かを教示しているのでしょう。

 

docshin * 飛耳長目 * 23:59 * comments(0) * trackbacks(0) * 昨年の記事

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