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「おっさんジャパン」の功罪

またまたサッカーワールドカップの話題で恐縮ですが、
チームマネジメント視点から見たお話です。

【参照記事】
 サッカー代表、西野監督の「とぼけ」が選手救う
 —仕事にも通じる一流の人心掌握術—
 (2018.7.7 日経ビジネスオンライン 青島健太「スポーツ社会学」)
 

短期間でチームを期待以上にまで引き上げた西野監督のチームマネジメントは、
評価されてもいいかと思います。それには同感。

ただ、そこに、将来の日本代表を見据えた長期戦略があったかというと、
疑問が残る人選だったかと思います。

 

「おっさんジャパン」と称されたように、今回の代表メンバーには、
ベテランが多く選抜されました。
本番までの短期間でチームを仕上げるには、これしかなかったのかもしれません。

 

所詮期待されていなかったのであれば、今回は若手中心に選抜を行い、
将来へ向けての足がかりにしてもよかったのかもしれません。
若手に経験を積ませ、4年後へ向けての再出発にすると。
重圧のかかる中で、なかなかそういう選択をしづらいとは思いますが、
今回だったからこそ、なせる戦略だったかもしれないのです。

 

「ベルギー戦が終わった後の、倒れ込んで背中に感じた芝生の感触。
 それで見上げた空の色だか、感じだか、それは忘れるな」
(ベルギー戦後ミーティングでの西野監督の発言)

 

しかし、それを感じた人たちは、4年後にはいない…。
本田、長谷部は、今回限りで日本代表から引退する意向を表明しています。
川島や長友などのおっさんたちが、4年後も選ばれるかどうかわかりません。

 

おっさんが頑張るのは素晴らしい!
どの組織も見習うべきです。特に、疲れたおっさんがいるところは。
でも、おっさんが頑張りすぎて、若手の成長の機会を奪っていないか、
邪魔していないかを、考える必要もあります。

 

若手が実力で奪えばいい。
そうではありますが、組織として、その方針(戦略)を持たないと、
実力があっても、選ばれない(機会を与えられない)と意味がないですから。

 

4年後へ向けて再出発する日本代表。
若手主体のチームとなったとき、どれだけの実力が出せるのか、
持っている以上の実力が出せるのか(W杯ではそれも求められる)。
今回の経験(芝生の感触)がどのように継承されていくかが楽しみです。
それは、私たちが所属する組織にも言えることなのです。

 

docshin * 安分守己 * 23:59 * comments(0) * trackbacks(0) * 昨年の記事

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