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Mac Mini:Mac-Win 共有パーティション作成

ようやく、Mac Mini セットアップを開始しました。
購入したときにすでに Boot Camp で Windows までインストールされていたのですが・・・。
これがどうも気に入らないのです。
せっかく、Mac OS X Leopard と Windows XP を1台で起動できるというのに、そのままだと両方のOSから読み込める共有データが持てないのです。
(デフォルトはそれぞれのOSのボリューム内にそれぞれのデータフォルダがある。つまり、2つのパソコンがくっついたようなもの)
外部ドライブやUSB等を使えば、共有できるというのですが・・・。
これじゃ、1台に両OSをインストールする価値が半減するようなもの。

理想としては、自分のデータに Mac OS からも Win OS からもアクセスできて、読み込み・加工・保存が可能であること。
それができれば、データボリューム(フォルダ)のバックアップも簡単にできます。

ということで、ネット上の情報を集めると、あるはあるは。
確実そうなものをゲットして、さっそくやってみました。

私のHDは320GB。ディスクユーティリティで除いてみると、実質300GB。
そこで、パーティションを、Mac OS 60GB、共有パーティション 200GB、Windows OS 40GB に分けることにしました。
Windows XP 領域が少ないのですが、その理由は後で。
(ここの判断を誤ると、後で後悔することになるので、よく考えてから実行した方がいいです。)

ここで、フォーマット形式の理解が必要になります。
○HFS+ は Mac OS X から読み書きできるが、Windowsから認識すらできない。
○NTFS は Windows から読み書きできるが、Mac OS X から書けない。
○FAT32 は Windowsからも Mac OS X からも読み書きできる。
 ただし、Windows用システム領域をFAT32にするのは問題ないが、Mac OS X 用システム領域をFAT32にするのはお勧めできない。

そこで、Mac OS X(HFS+)、Windows XP(NTFS)、共有パーティション(FAT32)とすることにしました。
(若干セキュリティの問題を抱えそうですが、両OSで共有できるというメリットを優先)


1. Mac OS X 10.5 Leopard システムインストールディスクから起動し、「ディスクユーティリティ」を立ち上げる。

2. フォーマットを選択し、内蔵ハードディスクのパーティションを希望のサイズに設定し直す。

 私の場合は、パーティションを下記のように設定しました。
 #1. 200MB GUID (EFI) ・・・これは見えない(パーティション0)
 #2. 60GB  ジャーナル HFS+(Mac OS X 10.5 用)
 #3. 200GB ジャーナル HFS+(共有パーティション 用) ← 注意!
 #4. 40GB  MS-DOS (FAT32)(Windows XP 用)

 注意!
 XPを入れるパーティションは前から4つ以内で、かつその一番後ろになるパーティションを使用しなければならない、という決まりがあるようです。
 ディスクユーティリティでは1つめのパーティションは見えていませんが、EFIのパーティションが自動的に作られるので(後でわかる)、3つに切っても実際は4つになります。
 だから、Windows OS を入れるパーティションは4つのうちの最後へ。

 ここで、Windowsをインストールするパーティションは「MS-DOSファイルシステム」を選択すること。

 注意!
 共有パーティションはいったん、HFS+ でフォーマットすること!
 IntelMac では、Windows インストール時には Windows が認識できるパーティションは1つでないといけないんだそうです。
 パーティション作成時に#3をFAT32でフォーマットすると、Windowsから#3を認識できてしまうため、インストール後にHal.dllが存在しないというエラーで起動できなくなるんだとか。
 
(以上の注意点を載せてくれた方々に心から感謝! とても助かりました!
 でも、何で Windows ってこうも融通が利かないのかしらん・・・不満)

3. Mac OS X 10.5 Leopard のDVDを入れ、インストール開始。もちろん、Mac OS X 用パーティションへ。

4. Leopard のインストーラを終了し、Windows XP のインストールディスクを入れて、そこから起動する。
 起動時のオプションキー長押しでディスクを選ぶか、Cキー押しっぱなしでDVDを起動させる。
 キーボード等を選択して、進む。

5. インストールするパーティションを選択する。
 さっき Windows XP 用に作ったパーティションを指定する。
 下の方に「C:パーティション4:Winodwos XP[FAT32]」という文字列があるので、それを選択。
 「未使用の領域」などと表示されるが、絶対にいじらないこと(笑)。

6. 次にフォーマット形式を訊いてくるので、ここで「NTFS ファイル システムを使用してパーティションをフォーマット(クイック)」を選択する。
 いくつも選択肢があり悩みます。5番目の「パーティションを NTFS に変換」を選んだら、Winodws が起動できませんでした。理由はよくわかりません。
 なので、他の方がやっていた最初の文字列を選びました。

7. フォーマットの後、インストールが始まり、それが終わると自動的に再起動。

8. インストールのプロセスが再開され、途中でいくつか設定を求められるので、指示に従って設定する。

9. Windows XP インストールディスクを取りだし、再び、Mac OS X のインストールディスクを入れると、Boot Camp などのドライバ類が自動的にインストールされる。

10. 再起動して終了。
 あとは、Microsoft による認証手続きを。。。

11. Mac OS X「ディスクユーティリティ」を起動。
 「消去」タブを選択、ジャーナル HFS+ フォーマットした共有パーティション#3 を「MS-DOS (FAT)」フォーマット形式で消去すると、共有パーティション(FAT32)のできあがり。
 これで、Mac OS X と Windows XP の両方から読み込みと書き込みが可能となりました。


【参照記事】
 Macでトリプルブート(その1)(SpiralStairecase)
 diskutilでデュアル・ブート(複眼中心)
 3つのパーティションでのWindowsインストール。(flymanの”とりあえずですが”)
 Leopardを3パーティションにしてTime Machineでバックアップをとる(ふじくろ日記)
 MacでWin - BootCamp (その3〜5)(y2blog)
 Mac mini(Core 2 Duo)にWindows XPを入れた
 Boot Camp 2.0, Mac OS X 10.5: よくお問い合わせいただくご質問 (FAQ) (Apple)
docshin * 電脳煩悩 * 22:02 * comments(0) * trackbacks(2) * 昨年の記事

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